マンダリンオリエンタル台北の朝食レストラン。ベビーチェア、食器の貸し出しOK

『0歳児と二人で台湾へ』の記事に関連し、当時宿泊したホテル、サービスなどについて書きます。

0歳児と母子二人で旅行をする際、いっっちばん重要なのはホテル選びかな、と個人的に思います。
ホテルの立地、設備の充実度とアメニティ、部屋の広さ、食事などのすべてが快適度にダイレクトアタックしてきます。

そして何より「赤ちゃん連れ・子連れでも宿泊が歓迎されるか否か」という部分。歓迎とまではいかなくても、せめて場違いな客にはなりたくないといいますか。

ハイクラスなホテルだと、その ”非日常な雰囲気込みでの料金設定” ゆえに子連れは遠慮してほしいというようなご意見をたまに聞きますよね。

実際、ホテルさんのほうも子連れ宿泊を想定していない、受け入れ体制にないという場合もあるかと思います。

それはホテルさんの経営方針であり、マーケティングであるので異論はありません!
例えば日本の高級老舗温泉旅館に、赤ちゃん連れていくんで洗い場にベビーチェアをお願いしまーすとは、一般庶民ではなかなか難しいと思うのです(大富豪とかならありなのかはさておき)。

そのため、「マンダリンオリエンタル台北」さんもハイクラスホテルでありますし、(事前に子連れ大丈夫とは聞いていましたが)万が一ご迷惑になってはいけないと思い、予約時から事前にメールで問い合わせ等やり取りをさせて頂きました。

結論としては、もうそのメールの時点からきめ細やかで優しかったです。

① ベビーシッター(後述)やレストラン「雅閣(ヤグ)」の予約手配などをお願いしたのですが、流暢な日本語でお返事をいただきました(一応こちらからのメールは英語文・日本語文両方併記で送りましたが、こいつには日本語の方がいいだろう。。と察してくださったんだと思います)。
子連れで入場できない場所や時間帯などを質問したところ、バーとアフタヌーンティーラウンジのみとのことでした。

② ベビーベッド対応も快く引き受けてくださり、ベビーバスの提案もしてくださいました(加えて、実際のお部屋にはおむつなどのベビーアメニティと可愛いくまのぬいぐるみが子ども用にセットされていました)。

このやり取りがあったおかげで、安心して旅程を組むことができました

☆ホテル到着後☆

ホテルのいたるところにアートや装飾品がディスプレイされていました。
カフェの入り口の、テーブル上にあったものすごく躍動感あふれる置物がとっても気になってしまい思わず撮影。
どの角度から見てもパワフルでしなやかで魅力的な置物でした。


台湾到着時、雨に降られてエントランスロビーに入った時はすぐにふかふかのタオルを渡してくださったり、朝食時もベビーチェアや子供用食器のセットなど何かと子供に気を配っていただけました。

朝食レストランのスタッフさんからドラえもんの塗り絵や小さな色鉛筆のプレゼントも(我が子はまだうまく扱えなかったので、私が部屋で楽しみました♡)。

屋外プールの写真はもちろん撮りませんでしたが、青を基調にしたキラキラの色硝子タイルがプールの壁面全体に貼られ、お水と一緒に太陽に反射してとても綺麗でした。

→ プールサイドのカバナで休んでいると葡萄ジュースやタオルを持ってきてくださったり、子をプールの端っこでにぷかぷかさせていたら赤ちゃん用の浮き輪(すぽっと足を嵌めるように使用するもの、安全)を持ってきてくださったり、サービスされることにあまり慣れていない私は恐縮してしまうほど。。

子の水遊び用のパンツを3枚しかもっていかなかったことが悔やまれます。

☆ホテルのシッター利用について☆

ある程度大きなホテルやリゾートホテルだと、ホテルの仲介で部屋にシッターさんを呼べることがあると思います。

今回宿泊のマンダリンオリエンタルホテル台北も、事前に(72時間前、と当時いただいた規約資料には書いてあります)予約申し込みをすれば利用料金はもちろん発生しますが、時間制でお部屋にシッターさんに来てもらえます。

たとえば友人の結婚式があるとか、受けたい施術があるとか、はたまたがっつり昼寝したいとか、どんな理由であれベビーシッティングサービスを利用できるというのはありがたいですよね。

とはいえ、シッターサービスに関しては「旅行に来てまで子を預けるのか」とか「見知らぬ土地で知らない人に預けられる子供がかわいそう」とか、色々な不安やご意見があると思います。

私にしても、もしもの時の責任の所在や怪我などの対応が信頼できるかとか、子供の反応、あらゆる万が一を想像すると心配は尽きません。かわいいかわいい我が子なのですから。

言葉や文化の壁がある異国では特に、無条件でお手軽に利用するわけには当然いかないサービスであるのは間違いないかと思います。

しかし、物ごと全てにおいてそうですが、結局のところ「契約」の最終判断はもう「自分自身の価値観、相手方に関する情報の精度と信頼性、お財布事情、利便性、気持ちとの兼ね合い」です。

私は今回、「有名な国際的ホテルの仲介(有事の責任はシッターの派遣会社にあるとされているけれど、まがりなりにもホテル内で利用するサービスなのだから、そこまで悪質な業者は入れないだろうと推測)である」こと、「3時間という比較的短時間である」こと、「ホテルの部屋から一歩も出ず、こちらが用意した飲み物とおやつのみを与えるという約束」という条件でシッターサービスを利用しました。

結果として、時間通りにホテルの方と一緒に部屋に訪ねてこられたシッターさんは、きちんとお仕事をこなしてくださいました。

私が事前に提出していた注意事項(落ちているものを何でも口に入れてしまう等)を把握されていて、手慣れた様子で子をあやし、その後外出した私が部屋に戻るころには子はベビーベッドですやすや眠っておりました。聞けば子は人見知りもせずニコニコして、私が外出したあとほどなくしてお昼寝をしたそう。

シッターさんが帰ったあと、起きた時も子はすっきり機嫌よく、まるで何事もなかったかのようにニコニコしていました。

その様子を見て、我が子を見守ってくださったシッターさん、いい子で過ごしていた我が子両名に対する感謝を覚えるとともに、3時間の自由時間のありがたみが沁みました

*私は「食」にかかわる仕事をしていること(自身のライフワークでもある)もあり、ミシュランの星を獲得しているこちらの「雅閣(ヤグ)」でぜひ経験してみたい料理があったのです。お陰さまで満足いくまで味わうことができました。
この経験を日本へ持って帰って仕事に還元したいと思います!

ホテルへの信頼や利用条件が許容できるものであれば、お子様連れのお母さんお父さんはホテルのシッターサービスを利用してみるというのも旅の目的を果たす一助になるのではないでしょうか。

勿論預けている最中は「泣いてないかな」「何事もないかな」と頭の片隅で気になってしまうことはあります。かわいいかわいい我が子です(二回目)
が、何かやってみたいことや体験してみたいことがあるから旅に行くという方が多いと思いますので、「子どもがいるから無理だわ」と諦める前のひとつの選択肢として検討する価値はあるのではないかな、と思います。

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