数ある紅茶ブランドの中から本日チョイスしたのはこの2つ。
①300年超の歴史があり、王室御用達の称号も得る
TWININGS(トワイニング)の「Dajeeling Extra(ダージリンエクストラ)」
②パリの高級食料品ブランド
FAUCHON (フォション)の「DARJEELING IMPERIAL F.O.P(ダージリンインペリアル」
今回は上記二つの特徴、抽出方法、味の特徴などをまとめていきます。
左はトワイニング。
ダージリン紅茶の華やかな香りをイメージした(?)パッションピンクと、トワイニングのゴールドのロゴをあしらったデザインのパッケージです。
右はフォション。
フォション商品によく使われる、フォションのアイコニックかつ特徴的なピンクが全面的に押し出された茶缶です。
なぜこの2種類かというと理由は単純で、ゴールド・黒・ピンクの鮮やかな配色のお茶ふたつが拙宅の紅茶収納棚でぱっと目にとまり「あれ、なんか似てない?」と思い至り、丁度いいので比較記事にしてみましょうとあいなりました。
それだけかい! と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に紅茶を購入するときもそうですが、外装はかなり意思決定に影響すると思うのです。
私は初めてのお茶屋さんを訪れた際、パッケージが可愛いというだけで、説明書きも店先ではほとんど読まず端から順番に色違いで全種類買ったこともあります。
綺麗でデコラティブな缶や凝ったデザインの外箱を眺めながらいただけば、美味しいお茶がより一層香り高く美味しく感じられるような気持ちがします(当社比)。
それでは、二つのお茶を頂いてみます。
【トワイニング ダージリン エクストラ】
パッケージによると茶葉は約3g、4分抽出が推奨されています。
*もし渋みが軽めのお味がお好みの場合は3分くらいでいいかもしれません。
水色は赤みがかったオレンジですね。
リンゴのような果実香にくわえてボタニカルというか、花系の甘い香りが半分くらいずつです。少し燻したような風味もあり、ボディはミディアムくらい。
甘みも感じつつ、ほどよい収れん味があり、しゃきっと後味を締めてくれます。
トワイニングのダージリン(エクストラ)は、温度、茶葉の量、蒸らし時間で香りの立ち具合や風味や渋味がかなり変化します。
とくに渋味に関しては、少し長く蒸らしていてもあまり変化がない紅茶もありますが、こちらのダージリンはけっこう違いが顕著に出ますので、マイベストタイミングを色々試してみるのがおすすめです。
バランスよく香り良く、これが一袋500円くらいで買えてしまうのですから、さすがグローバル企業。
【フォション ダージリン F.O.P】
茶葉の中には茶色いゴールデンチップ様のものも見られます。
茶葉の量に関してはとくに公式の提示はありませんので、今回の茶葉量は上記トワイニングと同じ3g、蒸らし時間はオーソドックスに3分抽出とさせていただきました。
こちらはある程度長く蒸らしても、渋みはそれほど劇的に変化しません。
水色は赤みの濃いルビー色。
ほんのり冷めたころがより特徴的な香りが感じられて飲み頃だと思います。
高島屋オンラインストアの商品説明には「マスカットフレーバーが楽しめる」との記述がありました。ダージリンの代名詞ともいえるマスカット(マスカテル)フレーバー。
わたくし個人的にはデーツや黒砂糖、イチジクのような重くて甘い複合的な香りがすると思います。
さらにウッディさ(ウィスキーの樽のような芳醇な木の香りというか)も感じ、まろやか。アイスティーにしても、水出しにしても美味しい。
硬水で淹れるとより香りが立つと解説していらっしゃるサイトもありましたので、私も試しに硬水であるエビアン(硬度304mg/L)を買って来て、先日お手軽に水出しもトライしてみましたが、大変に風味の良い水出しアイスティーが出来ました。
当該サイトの運営者様、有難うございます。
まとめ
トワイニング、フォション両商品とも間違いのない品質と美味しさを約束してくれるのですが、自身の淹れ方やタイミングによって完成物というか出来栄えにはやや違いが生まれます。
例えば同じ手順、茶葉量、湯温で同じように淹れたつもりでも、何かの要素…例えば室温とか、お湯の勢い、スプーンで掬った茶葉の部位(葉の部分が多いとか芯の部分が多いとか)などでしょうか。「お、なんか味ちがう!」となることがあります。
それも楽しみのひとつとして記録しつつ、思い通りの味に仕上げられるようにテクニックを磨いていきたいです。
スーパーやデパートで買いやすく安定した供給のあるお茶は練習にもってこい。
そしてその試行錯誤の中で新たな発見や有益な情報があれば、どんどんシェアしていきたいと思います。
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