香港 スターフェリー乗り場近くの夜景。

先日の「0歳児と台湾へ~」の記事でも少し書いたのですが、4歳の長男も無事に(?)海外旅行デビューを果たしました。
長男の海外初めての地は香港・マカオです。
子連れ旅の悲喜こもごもアレコレ、子連れでも楽しめるレストランなどをまとめた記事シリーズになります。

旅の目的はあんまりなく、とにかく家族四人でのんびり観光して美味しい中華などをたらふく食べられればOK、というゆるゆる旅行のつもりで計画しました。

飲茶系(蟹みそ豆腐や小籠包、カスタードまんなど)、上海ガニ、北京ダック、ワンタン麵、エッグタルト、エッグパフと、思いつくままを手あたり次第……という気持ちです♡

なので特段行程表なども作らず、行き当たりばったり。その日の体力や気分のまま遊ぶ旅となりました。

今回は夫も同行するということもあり、すこーし長め(4h~4.5h)のフライトにチャレンジできました。
次男は1歳になり、ますます重たくなって新登場!なため彼の分のひと席を取るか迷いましたが……ここは夫の膝に頑張ってもらうことにしました

~地方空港から直接香港国際空港へ~

香港行きの便は日本の地方空港からでも大手・LCC各社が多数就航しているため、わざわざ東京に行かなくてもいいというのも魅力の一つですよね。

キャセイの窓から

フライト中、4歳長男はおやつを食べたり映画を観たりしている間に爆睡したためなーんにも問題なしでしたが、次男は退屈でややぐずり気味。

が、周囲がやたら子連れファミリーばかりだったため多少の泣き声は掻き消されておりました。時期もあるのでしょう。

静かな路線だと赤子があうあう何か声を上げるたびに行動を注視されることもあり気が気ではありませんが、今回の状況は私たちが何をしようと特段誰も気に留めている風がなく、大変にありがたかったです。
子連れだと荷物がとにかく多く乗り降りが遅いし、頻繁なトイレ問題もあるのでなるべく後方の席を取っていたのですが、多くの子連れの皆さんもわりかし同じ考えということかも。

しかし、順調に思えた旅の出だしですが、1日目にして暗雲が……!(というほどのもでもありませんが、出鼻をくじかれる出来事が)。

→ 私たちの前のシートに座っていた小学校高学年~中学生くらいの女の子(恐らく香港在住、中国語と英語を話していた)が、座席下に置いていた私のバッグにペットボトルの水をぶちまける事態が発生。

→ 蓋が空いたままの水のボトルがシート横に逆さまにはまり、数秒間にわたり水がダッパダッパと勢いよく私のバッグ(布製!)を浸していくさまを彼女も私も目を見開いて目撃しました。

→ その後彼女は私の顔を数秒凝視した後ぷいっと何事も無かったかのように前を向きました。そして自分のタブレットで自分のダンス動画を視聴する作業に戻っていったのです。

→ 私は客室乗務員さんに拭くものを貰い、びちゃびちゃのバッグをせっせとぬぐいました。
布製のバッグなので、それはもうしみしみですし、中にはパスポートや電子機器、デバイス類や本や書類など、濡らしたくない物が沢山詰まっており、あまり穏やかな気持ちではいられません

バッグを拭く際に客室乗務員さんにかくかくしかじかと事の経緯を伝えても「oh…are you ok?」と繰り返すばかり笑 
「i’m not okですけども」と伝えてもまるでbotの用にひたすらoh…ok?を繰り返すのみです。まあそう言うしかないでしょうね。客同士のもめごとは埒外ですもんね。

さて、皆さんならどうしますでしょうか?

スターフェリーは窓がないので風を感じながら香港島へ渡れる。
「現実逃避の図」協力:長男

こういうことって、何も言わないままでいると後から「あの時こう言っていば、ああしていたら」ともやもやが残り後味が悪くなることが多くないですか?
ですので、私ももちろんクレームなどは得意ではないのですが、直接お相手にひとことでも苦言を伝えることにしました。

隣の座席の母親らしき女性と、動画に合わせてノリノリで体を揺らしながら歌を歌っている彼女に「ちょっといい?」と声をかけ、「あなたのお水が私のバッグにかかって困っているのだけれど」と強くなりすぎないように、何ならうっすら笑顔さえ浮かべながら伝えました。

そうすると、その子のお母さんが敏感に反応し「この子に何の用?」と険しい表情で間に入ります。
私は彼女のお母さんにも簡単にですが経緯を説明しました。

すると、そのお母さんは信じられないというような顔で「たかが水じゃない!」と驚愕の表情を浮かべ、さらには「子どもがしたことでしょう?言う必要がある?」と逆に私を咎めました

その大きな声を聞きつけ、その子の父親らしき男性も出てきて、その子を守るように抱きしめながら「おお、君は聞かなくていい!こっちに来なさい」なんて言って、まるで私が不審者か頭のおかしいクレーマーのような構図になってしまったのです。

「ただの水がカバンにかかったから何? あなたはいったい何が望みなの?」とまで問われて、私は一瞬ひるみました。

ですが私には別にやましいことなどありません。
まず私にとって大切なものが入ったバッグであること、彼女は気が付いていたのに私に何も言わず、無視をしたことがおかしいと思う旨を何とか説明。

すると、その当事者の女の子が「私は謝ったのに!」と泣きながら主張を始めるで貼りませんか。

まじかー。もうまじかー、しか感想が出てきません。

スターフェリーで香港島へ移動する子。
「現実逃避 再びの図」協力:長男

「この子は謝ったと言っているわ!」と母親。

いやいやあなた。隣に座っていましたけど、彼女が何か言うの聞こえた聞こえてたんならきっとその時に何か言うよね。
なーんにも気が付いてなかったよね、私と女の子が会話してたら絶対気が付くはずよね。気が付いてなかったから今私に指摘されて驚いたんだよね

私はもう可能な限り冷静に見えるように振る舞い、「私はその謝罪を聞いていないし、別にクリーニング代を請求しているわけでもない。躾の問題の話をしているの」と彼女の両親に伝えたのですが、彼らは
躾というなら全てが躾。子どもの前で争うのは良くない。お前にも子どもがいるならわからないのか?」と私の隣で爆睡している長男を指しながらさらに反論します。

向こうは英語がネイティブばりに流暢で、私は一生懸命語彙を選びながら会話するのでどうにも分が悪い。

はっきりきっぱりと「私の子供は飛行機内でイヤホンもしないで動画を見て踊ったり歌ったりしない(させない)し、さらには他人の鞄を汚してしまったらすぐに親である私に報告する。そして私は親として相手に誠実に謝罪をするでしょう」とどんなにか、よっぽど言いたかったのですが……
ここまでくるともう相手への攻撃になってしまうし……。

と、丁度その時飛行機は着陸態勢に入るところとなり、これ以上の議論は無意味、相手方の主張や考え方からしても不毛と判断し「わかったもう充分。これ以上は会話したくありません」と告げて手を振りました。
気分は白旗です。実質の降参です。

さて、このやりとりで私が考えたこと、学んだことは次の2点です。

①もしかしたら、子どものしつけや振る舞いに対して他人が口を出すことはグローバルスタンダードではあり得ないことだったのかもということ

②いかに自身に非(他人の財物に損害を与える等)があろうとも、認めず強い態度を通せば相手が折れて諦めることもあるので ゴネ得(?)は実際有効ということ。

①に関連して、
日本社会における共通コードとして「子どもが与えた損害はその親が弁済する」というものがあると思うのですが、それはごくマイナーな考え方であるかもしれないと思いました。

例えば、個人主義社会であるアメリカの法律においては元来「子どもが不法行為をした場合であっても、親に責任を課すことを安易には認めない」という、日本法と全く異なった考え方をするらしいのです。
もしかしたら、今回の水ぶっかけ親子も、「子どもの不法行為は子どもであるがゆえに無罪(責任能力なし)且つ、親は関与していないのでこちらも無罪」という考え方に基づいた応対をしただけではないのか、と頭をよぎりました。

私としては今回、女の子に水を掛けられたことに対し彼女に注意はしたけれども、気持ちとしては彼女の親に気を付けてほしいし、注意を促してほしいという考えがほとんどでしたが、それが相手には伝わらず「大人が子どもを相手に非難するなんておかしい(子どもがやったことは無罪で許すべきなのに責めている)」というふうに捉えられて対立したのかな、と。

まあ相手の女の子、けっこう大きかったですけどね!

善悪判断もそれなりにできる年齢だとは思いましたけどね

そして謝ってないのに謝ったと言い張れる演技力も知恵もありましたけどね……。

いまさら考えてもしょうがありません。犬にかまれたと思って流しました

せっかくの楽しい旅ですので、気を取り直して楽しもう、と思って香港の地におりたった1日目でした。
次回に続きます。

妻のピンチであったこの事件のときに夫は何をしていたのかというと、私の隣でただずっと黙って座っていました……。
私がトラブルで四苦八苦していたときに、どうして何も言ってくれなかったの?と聞くと、「何て言っていいのかわからなかった」とのことでした。
英語力なのか、面倒くささが勝ったのか気おくれしたのか。
何にせよ、もうちょっと妻を助ける素振りがあってもいいと思います

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