今日のテーマはテイスティングカップです。
コレがあるととっっってもお茶ライフが捗ります、本当です。
どういった時に使うのかといいますと……
例えば「フォションのアップルティー」と「日東紅茶のアップルティー」と「フォートナム・メイソンのアップルティー」は、どこがどう違うのか?
どちらが自分の好みの味なのか?
などなど、お茶の「違い」を純粋に感じ取りたいとき。
「ダージリン」「アールグレイ」「イングリッシュブレックファスト」などはとてもポピュラーなお茶の名前ですが、色々な茶園・メーカー・お店で同名の茶葉がたくさん販売されていますよね。
それぞれの違いがわかればとっても楽しいし、今後自分好みのお茶を選ぶ時の指標ができます。
或いは、利き茶をしたいとき。名前を見ずに、特定のお茶を当てたりするあれです。
日本茶の「やぶきた」と「ゆたかみどり」「狭山みどり」などを飲み比べ、香りや味わいでどの品種か当てられるようになりたいわ! という目標を立てた場合。
或いは、ある茶葉のベストな淹れ方を極めたい! と思ったとき。
茶葉が2gと3gと3.5gでは味にどう影響するのか?
蒸らし時間は2分と3分と3.5分では? お湯の温度は?
と気になることはたくさんあります。
それらを自身で直接確認したいと思ったら、なるべく同条件・同時に比較する必要があります。
それを叶えてくれるのがテイスティングカップ(ポット)です!
テッテレー♪
一見小さなティーポットにしか見えませんが、数種類の茶葉を比較するのに適した機能(扱いやすい形状と丁度いい容量、淹れやすさ、水色の見やすさ茶葉の確認しやすさ)をいろいろと兼ね揃えています。
写真はルピシアさんのものですが、アマゾンや紅茶ショップなどで多数販売されています。
このテイスティングポットを、比較したいお茶の種類分だけ(本職の方になると数十個?)用意します。
私自身はキッチンに保管場所があまりない(と言いますかティーセットやポット、旅先で買う食器類などが放っておくと無限に増殖するので棚を増やしても増やしても追いつかない)のと、力量的にいっぺんに扱える茶葉に限界がありますので、今のところ4個しか所有しておりません。
ゆくゆくはもっと増やしたいです(ルピシアさん生産終了しないでください)。
では簡単に使い方をご紹介します。
用意するものは茶葉&熱湯、タイマー(砂時計などでも)、スプーンです。
比較したい茶葉をそれぞれ同量入れておき、手際よく熱湯を同量淹れ、同時間(3分と決めたならどの茶葉も3分)蒸らします。
*一種類の茶葉について考察したい場合は、上記の条件のうち一つだけに絞って変更しましょう(例:茶葉とお湯は同量にし、蒸らし時間だけ変えてみる等)
また、カップと茶葉のパッケージをセットで置くなど、どのポットがどのお茶か分かるようにしてくださいね。
利き茶の場合はお茶の名前を書いた付箋をポットの裏(底)に貼っておくのもいいですね。
時間が来たらポットをカップに下の写真のように順番に乗せていき、最後まで茶液を出し切ります。
お茶の入ったカップ、抽出が終わった茶葉を蓋の上にのせて見比べます。香りや水色を確認した後、スプーンを使って茶液を勢いよくすすります。
コツは茶液を霧状(?)にするようにすすり、鼻腔に香りを抜けさせることらしいのですが、まあ私は普通にすすっています笑
ノットプロフェッショナルですね。
スタンダードなやり方だと、味をみたあとの茶液は吐き出すそうなのですが、私はもったいないので飲んじゃいます。
テイスティング後は、香りや風味の指標グラフを作って記入したり(香り5、甘味3、コスパ2など)、茶園情報や購入メモなどを自分なりにノートにまとめたりすると後で見返したときにけっこう達成感というか、こんなに飲んだのね~と嬉しくなります。
自分だけのお茶情報! って感じがして幸せになります。
と言っても、私は普段のティスティングはそこまでしっかりと感想をまとめないことも多く、適当なことがしばしば笑
「お洒落な匂い」とか「牧草っぽい」とか「苦渋味が気になるのでチョコが食べたい」とか「ムクロジの香りってあるけどそもそもムクロジそのものをかいだことない」とか。
反面、これぞという茶葉や、今日はしっかりたっぷりお茶するぞ~という日、入荷を心待ちにしているフラッシュものなどを味わう時はわりとしっかり感想を書くというスタイル。
やり方やお作法など色々ありますが、あまりがちがちにならずにゆるっと好きなように楽しむのがよいのではないかと思います。
自分が満足できれば100点ですので、楽しいお茶ライフを送りましょう。
ではではまた!