個人で扱える(消費できる)茶葉の量には限りがあります。

仮に1日5杯飲んだとしても、大体1杯2~6gの茶葉×5=10~30gです。
一袋100g入だとすると、全て飲み切るのに3、4日からおおむね10日程度。10袋あれば1か月強から3か月強。

しかし季節ものや旅先で出会う茶葉など、どれもこれもあれやこれや「飲んでみたい」「パッケージ可愛い」と、何種類もまとめて購入することがちょっと続くと数百g~数kgの茶葉が一気に増量となります。

もちろん毎日5杯飲まないときもありますし、お客さんや家族に振る舞ってたくさん使う時もあります。
が、最近はちょっと消費量よりストック量があきらかに増えすぎました。

少量パッケージの物も含めると100種類以上はありました。
自宅ではなく職場で保管しているものも多量にあるので、ざっと150種類は常備しているのかもしれません。

ここいらで鮮度をチェックしたり飲む順番を確認したりしないと、せっかくの茶葉を損なってしまう恐れが。

ということで、家にある茶葉を9月の連休で総点検(?)し、全体量と状態を確認。
いわゆる「棚卸し」をしました。

茶葉の消費優先度を決めるための作業中の様子

① 開封後しばらくたっているものは劣化ぐあいを確認するためにテイスティング

② 賞味期限が明記してあり近々それが訪れそうなもの、開封済みのものなど消費優先度が高いものは別のボックスへ。

③ 賞味期限が長いもの、買ったばかりの茶葉など急がなくてもいいものはいったん後回し用のボックスへ。

④ また、お味見してみたはいいけれど、どうもあんまり好みではなかった……そのままではどうにもごめんなさいというものはアレンジを考えるためによっこ(方言)。

このような手順でひたすら仕分け、チェック、あいまにお味見。

本当は統一感のある缶や容器に入れ替えてラベリングし、保管棚にずらっと並べたいところですが幼児二人と夫と4人で暮らす家に私だけの自由空間はそこまでありません。

整然と陳列される商品(台北の漢方屋さん)

それでもまあまあ満足のいくくらいまでにはすっきり整頓し、今後のやることのイメージもできて及第点。

あらためて、お片付け作業って人を無心にさせてくれるし、集中する感じを味わえて好きです
家の生活用品や小物、服類では時々思い出したように断捨離やら捨て活やらスペースクリアリングやらをやっています。

しかしお茶に関しては断つことも捨てることも離れることもなかなか難しいものがありますね。

なんなら飲み終わった後のパッケージだって、可愛いとか素敵とか限定版だとか思い出だとかで捨てられず取っておいているものが山のようにあります。いやはや。

それでも、すっきりした保管庫をながめていただく一杯は達成感もあってより美味しい。

お茶に限らずですが「身辺が散らかってるな、整頓しないと」「(趣味の)時間が満足に取れない」という感覚は、何をしていても頭の隅っこ地味に主張してくるので、そのタスクが終了してメモリが解放されました。

些細なことですが、自分で自分のことをコントロールできているという実感が感じられます。
手持ちの趣味の品や身の回り品は、定期棚卸しをすることをぜひともお勧めします。
ではでは。