以前にちょこっと宣言しておりましたが、行ってまいりました初のアフリカ大陸。
15年前くらいから,ふていぬがず~っと行きたかった国、モロッコです。
行こう行こうと思っていて、計画を立ち上げてはタイミングが合わず(就職やら異動やら妊娠やら出産やらコロナやら)先送りにしていたのですが、齢〇〇歳にしてやっと念願叶いました。
しかしながら、かなり長時間のフライトとなるため、同行者は5歳の長男のみ。
次男(2歳児)は夫とお留守番です。
今回の旅の目的は、
長男は
サハラ砂漠でラクダに乗る&砂漠キャンプ
私は
モロッコ雑貨ショッピング、メディナそぞろ歩き、バシャコーヒー
としました。
さて、毎度のことですが子供を連れての旅行は事前準備がキモ。
「行けばなんとかなる~」というのは大人の機動力と体力があればのこと。
しかも今回は私自身も初となるアフリカ大陸&イスラム教国家です。
あらゆる場面を想定した装備を、可能な限り積んで行くに越したことはありません。
もちろん身軽でなるべく少ない荷物でいければそれは最高ですが、私と子の旅人レベルではまず無理。
力量(?)を知るというか、自分&5歳児を過信せずしっかり備えます。
子連れモロッコ旅にあたり、「事前に準備したこと」5つ(とその効果)
①GPSのレンタル
衛星を利用するタイプの本物のGPSです。
Amaz〇nとかで売っているなんちゃってGPS(GPSと表記してあるのに実際はBluetooth機能で探すみたいなやつ)ではありません。
ボディバッグに入れておけるミニサイズで、海外仕様に変更してもらって10日間ほどレンタルすると7千円弱くらいの費用です。
効果……〇
うちのボンズは本当にちょろすけな上に、海外で迷子になる怖さを知りません。
私がいくら言って聞かせても、まだまだ真に理解することは難しいお年頃(5歳)です。
特にモロッコの旧市街は迷宮都市とも呼ばれる迷路のように入り組んだ街並みが有名。
ですのでもう、万が一の際はハイテク機能に頼るしかありません。
幸い旅のラストまで迷子になることはなく、活躍の機会はありませんでしたが安心を買った代金ですね。
②専用ドライバー(現地旅行会社の手配)
わたくし旅程を考えるのを日和りまして、現地ツアーの予約サイト「Veltra」さんでモロッコ内を専用ドライバー付きで周遊するプランを申し込みました。
移動手段&コースを考えることとホテル選びこそ旅の醍醐味だとは思うのですが、何せ5歳児連れ。
そして母子両名とも体力に自信のあるタイプではありません……。
現地の交通手段の使い勝手や所要時間、乗り換えがまず未知数ですし、大量の荷物もあります。
幼児と自分二人分の安全確認も疲れますし、なにより子が疲れすぎて体調不良になっては元も子もありません。
そのため今回はすべての行程を車移動としました。
モロッコは左ハンドルなんですね!
結論としては(行程にもよったのでしょうが)…「次回は自力で行こう!」と思わせてくれました。そういった意味では大変有意義でした。
詳しくは次回以降に記述します。
効果……△
③楽天mobile(回し者ではありません笑 広告、アフィリ等無関係です)
ふていぬは出発の3日前に楽天モバイルに乗り換えました。
といいますのも、楽天mobileの「海外70ヵ国で高速データローミング2GBまで無料」というプラン内容に惹かれたためです。
大昔のガラケー時代、インターネットを使うためにネットカフェを探していた海外旅行が嘘のよう。
事前に現地用のE-simを1GBだけ契約していた(Veltraの予約特典で0円でした)のですが、万が一の時にデータローミングできるという安心感。
これなら乗り継ぎなどでまったく別の国に降りてもスマホが使えるじゃないですか。
そんなに大盤振る舞いして大丈夫なんでしょうか楽天mobile。
効果……◎
④アマプラで子供用コンテンツのダウンロード
地方空港→羽田→成田→ドーハ→カサブランカとかなり長時間移動&フライトです。
しかも今回はカタール航空利用のため、畿内エンタメ用のコンテンツがほとんどアラビア語か英語のもの。
日本語音声のアニメなどは2~3個しかない&子供向けではなく、日本語字幕はまだ読めないし……ということで、暇つぶし要素が圧倒的に不足します。
そこで持参のタブレットに目いっぱい子の好きそうなものをDLして行きました。
眠っている時間も長かったですが、あとはほとんどの時間をタブレットを眺めて機嫌よくすごしてくれたので本当に助かりました。
しかも運悪く畿内エンターテインメントの画面が謎の文字化けで使用に支障をきたしたので、まじで持って行って良かったです。
効果……◎
⑤子供用ボディバッグ
体に密着するボディバッグを新調しました。
畿内でも常に身につけさせ、そこに迷子札(親の名前や電話番号などを書いたカード)やGPS、少量のポケットティッシュとウェットティッシュなどを入れました(GPSと迷子札のポケットは開けさせない)。
ファッションよりも安全性。
息子本人も、自分とバッグが一体化しているので、ほとんど着用していることを忘れていられるというか気にならないらしく、文句を言ったり外したがったりすることはあまりありませんでした。
移動中寝ている間やラクダに乗っている時も落とす心配はありません。
私自身もいつもならリュック、もしくはそれにプラスして「財布やスマホを入れるポシェットタイプ斜めがけ鞄」で街歩きをしているのですが、今回は「リュック」+「ボディバッグ」で過ごしました。
断然安心感がありますね。
効果……◎
番外
・日本のカップラーメン
うちの子は度が過ぎる偏食ということもあるのですが、モロッコ旅においては10種類くらいの食べ物しか口にしませんでした。
長男は、ほんの少しでも香りや見た目に馴染みのないものは一切受け付けず、ペットボトルの水さえ口当たりが違うと言って拒否!
地味にしんどかったです。
ちなみに畿内&モロッコ旅中で彼が食べられたものはオレンジ、バナナ、リンゴ、塩で焼いただけの鶏肉とエビ、目玉焼き、フライドポテト、いちごジャムを付けたパン(ひとかじり)、市販のヨーグルト(ひとくち)くらいですね。
あとはオレンジジュースとリンゴジュースくらい。
タジンやスープ類(ハリラなど)、フムス、焼き菓子やクスクスなどモロッコらしい料理や食べ物は一切合切拒否。
もったいない!
絶対的にカロリー不足と判断した際にはこのカップラーメンと、お椀に入れてお湯を注ぐだけのヌードルに助けてもらいました。
幼児にカップラーメンなんて! というご批判は甘んじて受けます……。
でも本当にエネルギー不足が心配で。
かなり荷物がかさばりますが、どうしても現地の食事が受け付けない人の場合は有効だと思います。
効果……◎
上記のほかにも山ほどのお薬や着替えやおやつや……と旅支度はつきませんでしたが、モロッコ旅で特別に用意したものをあげてみました。
似たようなお年頃のお子さんを連れて旅に出る親御さんの参考になれば幸いです。
まずはモロッコ旅記事の第一回目「準備編」を終わります。
次回以降、旅行本編に続きます。